ブラジルはラテンアメリカ同盟を組みアジア製靴業に対抗しようとしている

ブラジル製靴業連合会は17日、アルゼンチン、メキシコ、ウルグアイ、パラグアイなどの同業者と協力し、アジア製靴業からの競争に対抗したいと表明した。  連合会の責任者は同日、地元メディアに対し、同連合会はラテンアメリカ地域の製靴業連合会と接触しており、「アジアとの競争に直面してこの地域の工業を救う」という正式な地域製靴業連合を結成したいと話した。  連合会の統計によると、中国、ベトナム、インドネシアなどアジア諸国からの製靴業の競争はブラジル本国の製靴業に大きな圧力をかけている。今年1月から7月にかけて、ブラジルがアジアから輸入した靴は1310万足に達し、1億1000万ドルの価値があり、2006年通年より65%高かったが、同期のブラジル靴の輸出量は4%下落し、1億4000万足に減少した。  ブラジルは世界の主要な靴輸出国の1つで、製靴業の従業員は約100万人で、毎年世界90以上の国と地域に各靴1億6000万足以上を輸出している。