インドの「無人」紡績工場の実写化、自動化が目覚ましい

インド当局者は、中米双方が実施している報復関税は、インドの対中輸出を高めるための機会を提供していると述べた。

最近、インド紡績工業連合会（CITI）によると、中米貿易摩擦はインド紡績企業に利益をもたらし、インド綿紡績品、じゅうたん、レーヨンの利益が最も大きい。原因は中米貿易戦がインドが米国市場を開くためにチャンスを提供したからだ。

CITIの最近の分析報告書によると、米国が中国に2000億ドルの製品に関税をかけたことで、インドの輸出業者が競争優位に立ったという。2000億ドルの中国製品の中で、紡績類製品は39億ドル程度しか占めていないが、インド企業にチャンスをもたらした。

　　同報告書によると、2018年に米国がインドから輸入した上述の織物は約17億1000万ドルで、中国の織物を輸入した43%だった。関税を課したすべての織物の中で、綿紡績品が頭を占めている。金額を見ると、米国から最も多く輸入されているのはカーペット、非編みロープ、化繊フィラメントだ。これらの種類の製品はインドの輸出の機会を拡大し、その中には糸、羊毛、綿、その他の植物繊維、レーヨン糸、スクラバ、地面装飾、非編組ロープ、特殊編組布、編組布とコーティング織物と工業用布が含まれている。

しかし、米国が中国に関税を課している製品には衣料品や紡績製品が含まれていないため、インドのこれらのカテゴリーの製品は同じ競争優位性を得ていない。

また、報道によると、インド紡績企業家連合会のプラブ・ダモダラン招集者も、世界の紡績品輸出総額は2600億ドルに固定されており、過去5カ月、中国の米国向け輸出は3%から4%減少し、インドの紡績品メーカーはこの機会を利用して金を稼がなければならないと述べた。

「インドのメーカーはアパレル分野の付加価値製品や大規模なアパレル製造に重点を置く必要があり、これはアパレルのコスト削減に役立つ。10億ドルの輸出を増やし、インドに15万の新たな雇用を創出する」。

インドはこれまで、米国の対中輸出に代わる151種類の商品を確定したとインドメディアが報じてきた。中米貿易摩擦のエスカレートに伴い、インドは価格優位性で対中輸出を拡大して利益を得ることが期待されている。